和紙や竹の産地であった岐阜の町の伝統工芸品、岐阜提灯。美しい模様が描かれた薄い美濃和紙を通し、ほんのり優美な灯りが照らし出されます。
提灯作りは江戸時代に尾張から入り、明治時代の中期頃からは岐阜でも盛んに提灯が作られるようになったといわれています。
その当時より安藤商店では、岐阜提灯をはじめ、家紋を入れた提灯、お雛様のぼんぼりなど、様々な工程と職人の技を必要とされている提灯を、数多く作ってきました。
その中の1つ、「鵜飼アージュウェディング」にも使われる『家紋入り提灯』。うっすらと幻想的な明かりを灯す『家紋入り提灯』は、日本にしか無い『家紋』を職人さんが１つ１つ手描きをして作られています。
「提灯をはじめ、代々受け継がれてきた岐阜の伝統品は本当に良いもの。真実の良さをこの先もずっと残していきたい。皆が上手く連携をとり、岐阜の伝統品や街の良さを守りながら、他県や海外に発信していけたら」
そんな匠の想いと技が凝縮された岐阜提灯は、今も岐阜の街に灯ります。